サルバドール・ダリの常設美術館 諸橋近代美術館のスタッフブログ

裏磐梯にある諸橋近代美術館のスタッフブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comments (-) Trackbacks (-) スポンサー広告

「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」を観てきました

先日、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催中の展覧会「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」にお邪魔してきました。

ここでは、ヒエロニムス・ボス(15世紀末から16世紀頃に活躍したネーデルラントの画家、グロテスクで非現実的な風景を描いた《快楽の園》などが有名)の影響を受けて制作されたとする作品が3点ほど展示してありました。

いずれも小さな作品ですが、奇妙なモチーフを「ずっと見ていたい!」という衝動に駆られるような面白い作品ばかりです。

ボス自身の作品をいずれどこかで観るぞ~と心に決めた鑑賞となりました。

IMG_1522.jpg

出口で撮影した一枚。不思議なモチーフが立体化されています。ここだけ、撮影可能でした。
スポンサーサイト

気になる映画『FOUJITA』

エコール・ド・パリの画家、藤田嗣治の肉声を録音したテープが発見され、
文化ニュースで取り上げられていますね。
1886年東京生まれ。美術を学んだ後1913年に渡仏。
激動のパリを生き、日本画壇の重鎮に登った後、第二次世界大戦後にフランスへ移住した藤田。
1955年にフランス国籍を取得し、終世日本には帰らなかったといいます。
「日本との縁を切った画家」という印象を強く持たれていますが、
発見された肉声音源では故国を懐かしむ発言が多かったそうです。

8年間もアメリカに亡命しながら延々故郷の沿岸部を描いたダリ然り、
誰しも生まれ故郷は懐かしく愛おしいものなのでしょうね。

藤田といえば、11/14より公開の映画『FOUJITA』が気になります。
主演のオダギリジョーさん、藤田に扮して猫を抱き上げる姿が本人写真にそっくり!
作中ではピカソやドンゲンとの交流も描かれているのでしょうか…楽しみです!

映画『FOUJITA』公式サイト

私のオススメ作品…

以前、他のスタッフが2回にわたりオススメできないオススメ作品をご紹介しましたが、
私のオススメもご紹介させていただきたいと思います。

ハロウィンは終わってしまいましたが、
ハロウィンにぴったりの映画…

じゃーん!

『ロッキーホラーショー』(1975年)です!
LHPS
監督:ジム・シャーマン
時間:99分
出典:allcinema


ご存知の方も多いと思います。
ホラーとついていますが、全然怖くないミュージカルです。

この映画、野次を飛ばしたり、踊るシーンでは観客もいっしょに踊るなどして、
楽しめる作品でもあります。
野次を飛ばしてOK!踊ってOK!という上映会も
ときどき開催されています。
そんな風に今も愛されてる作品、すばらしいですね!

映画とも演劇とも違う、アトラクション的体験ができるので、
ぜひ機会があれば上映会に足を運んでみてはいかがでしょうか♪(/・ω・)/ ♪

レッツ タイムワープ!!






じぶんだけのてんじかい

先日、東京都美術館にて開催中の「モネ展」に行ってきました。

鑑賞後、館内をフラフラしていると何やら面白そうな雰囲気のする場所が…。

IMG_1224.jpg

この場所では、「キュッパのびじゅつかん―みつけて、あつめて、しらべて、ならべて」という展示が行われていました。


キュッパとは絵本に出てくる木の丸太の少年。

物集めが好きなキュッパは、森や町で集めた物を自分なりに分類して、

自分の博物館(キュッパの自宅)に展示する、というストーリーです。


ここではキュッパのように、会場内にあるものを自由に集め、それらを分類し、

最後はタイトルと解説を記入して、展示するという一連の流れを体験できました。

IMG_1225.jpg

それぞれの自由な分類の小展示がラックに収められています。

IMG_1230.jpg

私も集めてみました。

モネ展を観た後だったからでしょうか、印象派風の小絵画を盛り込みたくなってしまいました。

IMG_1239.jpg

ラックに収納出来なくなった展示はデータとして保存されます。


会場の冒頭で上映されていた絵本の朗読がとても可愛らしかったです。

すっかりキュッパが気に入ったので、帰りに絵本を一冊買って帰りました。

オススメできないオススメ作品②

中秋の名月も過ぎ、日が暮れるのが早くなりましたね。
そんな秋の夜長に映画鑑賞はいかがでしょうか。
ということで、前回に続きチェコのシュルレアリスト シュヴァンクマイエル監督の映画をご紹介します。

共犯者
出典:allcinema
ヤン・シュヴァンクマイエル監督 『悦楽共犯者』 1996年 87分

6人の男女が、それぞれの悦楽に浸るための装置作りに没頭するだけという怪作です。
台詞は一切なく、彼らのフェティシズムだけが淡々と描写されます。
目をぎらつかせながら貪欲に悦楽を追求する様子はある種の狂気に満ちていますが、
ブラック・コメディがお好きな方にはぜひ一度見て頂きたい作品です。
私が一番衝撃を受けた登場人物は、パンくずを丸めて耳や鼻に詰める郵便配達員です。
業務中、行く先々でず~~~~っとパンをちぎっては丸め、ちぎっては丸め…。
最終的にタライ一杯になったパン団子を詰め込む場面は、もはやギャグでした。
「そんな量を、そんな方法で詰めるの?!」という驚きが、笑いに代わってしまうのです。

ダリの著作集『ダリはダリだ』の一節にも、パンくずを鼻に詰めるという描写があります。
KIMG0635.jpg
『ダリはダリだ ダリ著作集』 サルバドール・ダリ著/北山研二訳 2010年 未知谷

1930年代初頭、ダリは夢想する際の単純作業として
パン団子を鼻に詰めては噴き出すという行為を行っていたようです。
この一節を読みながら、私はかの郵便配達員の事が頭に浮かび、思わずニヤリとしてしまいました。
こちらもなかなかに刺激的な著作集ですので、読書の秋に併せてどうぞ(^^)/
10
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。